「はてな広告商品のご案内」に見る「人力検索はてな」

http://d.hatena.ne.jp/newmemo/20081223/1230016409#c
Yoshiyaさんのコメントに対する返信です。

Yoshiyaさんのコメントからです。

今回のトップ画面のリニューアルで人力検索が「はてな」の主要サービスでなくなったのを近藤氏は公言したのだと思います。

このダイアリーを投稿した後、広告主向けの案内に変化があるのか調べる必要があるなと思っていました。ちょうど良い機会なので広告商品の案内を読みました。

http://hatenasales.g.hatena.ne.jp/hatenasales/20081201/1228123206
> 081121はてな広告商品のご案内(2009年1-3月PC版)_WEB.pdf filelist

4ページに主要サービスが掲載されています。「はてなブックマーク」と「はてなダイアリー」の2件だけが上がっていて、「人力検索はてな」は脱落しています。その前の案内にも興味が湧いてきたので眺めてみました。

http://hatenasales.g.hatena.ne.jp/hatenasales/20080828/1219918985
> 080828はてな広告商品のご案内(2008年10-12月PC版)_WEB.pdf filelist

5ページに主要サービスが掲載されています。左上に「人力検索はてな」その右側が「はてなブックマーク」となっていて、その下に「はてなダイアリー」と「はてなフォトライフ」が並んでいます。今回と前回の間に「人力検索はてな」の位置付けが転換されたことが、これにより明らかです。

はてな」の収益を支えているのは広告収入です。その広告主へアピールする最新版において、「人力検索はてな」は主要サービスでは無くなったことを示しています。リニューアル後のトップページで「人力検索はてな」が継子扱いされているのは、方針の転換を踏まえての当然の帰結なのでした。

Yoshiyaさんのコメントからです。

今の人力検索の質問のメインはトリビアやプログラミングなのですから、それをメインにシフトする方が現状よりもPV数が増えると思っています。

PV数を増加するには、「他ユーザーの設定による回答拒否制度」を撤廃するだけでも効果があると思います。いい加減な回答を繰り返すユーザーは、IDを次から次へと変遷していることは周知の事実です。新規IDで悪戯をして、皆がこのIDの回答者はハムだと分かった頃には、次のIDへと乗り換えています。その一方で、固定IDを長年使っているユーザーは、この制度によって回答したくとも不可となる奇妙な事態が生じています。

ユーザーが一般層に広がっていくことを社長は希望しているようです。でも「はてな」の仕様が幅広いユーザーを受け入れることを拒絶しているのです。それは「他ユーザーの設定による回答拒否制度」だけではなく他にも色々と上げることができます。「未熟だったと思う」のならもう一度原点に立ち返ってQ&Aサイトはどうあるべきかを真剣に考えていただきたいです。