楽天フリマ難民はどこに行くのでしょうか。

http://q.hatena.ne.jp/1163428239
楽天フリマで出品されてこられた古書店さんから「お世話になりました」という案内メールが届きました。システムの変更によって出品が不可能となり楽天オークションに移行しないとのことです。ショップ登録しますと従来通り入金や発送は事業者側の裁量で行なえると思っていました。変更されたのは個人の出品者だけだと考えていたのですが事業者も対象に含まれていました。

楽天オークションの出品者は「楽天市場ショップ・楽オクショップ・個人」の3つに分類されています。楽天市場ショップは楽天市場に出店しているショップです。取引方法を任意に設定可能です。楽オクショップも事業者のショップです。ところが個人と同じく「楽天あんしん取引」が強制されるために、入出金・発送も全て楽天が予め決めた方法だけが利用可能となっています。

通販は振込手数料・送料などを含めてトータルでお買い得感があるかどうかを判断します。ましてや少額書籍や小物ですと今まで廉価な送料で済んでいたのが発送方法の限定により実質値上となり更に150円の手数料も必要となる訳ですから事業者も売れ行きが伸び悩むだろうと予測するのは当然のことです。しかも楽天が落札資金をプールし事業者に払い出す際に特定の銀行以外は振込手数料が必要となっています。落札の都度を選択しますと落札毎に振込手数料が掛かってきます。掛け取引ではなくて現金取引が通常の販売形態のショップでは費用だけが増大します。銀行口座を変更するにしても今までの取引銀行とのお付き合いを考慮しますと容易にできるものではありません。

このショップに限らずネット情報では、楽天フリマから楽天オークションに移行するのは少ないようです。今まで楽天フリマで出品してきた事業者や個人出品者はどちらの運営サイトに行くのでしょうか。古書ではAmazonマーケットプレイスに移行するのではないでしょうか。あと、ヤフーオークションへの復帰やビッダーズへの移転も増加しそうです。
http://www.as-mode.com/rakuten/_index.html

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