不幸は突然やってくる

今まで足腰は丈夫でした。自転車に乗ってかなり遠方まで遠出することも度々ありました。さすがに翌日は足がパンパンな感じになることはあっても別に日常生活に支障をきたすことはありませんでした。本棚に入りきれない本がたくさんありましたし、もう将来読まなかったり参照する可能性もなさそうな本を古書店に売りに行ったのです。

後ろの荷台に沢山の本を入れた箱を置き自転車用の荷造り紐で括り付け、前のカゴには紙袋に本を詰め込んで出掛けました。1件目の古書店は期待していた査定を得られなかったのですけど再び持ち帰るのも面倒くさいので「そんなもんですかね」とか言いながら売り飛ばしました。一旦、家に帰ってから今度はやや遠方の古書店に同じように売るための本を詰め込んで再び出掛けました。そこも微妙な査定だったのですけど同じような呟きをして売ってきました。2件で約1万円の売却代金でした。ここでダイアリーを書いていたらそんなもののような気もしてきました。ヤフオクを利用すればもっと高額になっていたかもしれませんが、出品の段取り・落札者との連絡業務・発送などの手間暇を考えますとどうでしょうかしら。

さて翌日のことです。左膝が痛いのです。ある一定の方向に向きを変えるときに痛みが増します。しばらく同じ状態を保っていれば痛みも和らぐのですけど、長時間同一状態を保つことは出来ないようです。たまには向きを変えなければと思って足を移動させたり身体(からだ)の向きを変えますとガガガと痛みが神経を逆なでします。ゆっくりと足を移動させつつ痛みの生じないようにして寝ころんだ状態で膝頭を立てたりゆっくりと伸ばしたりしていました。しかも膝の痛みと共に吐き気もするのです。夏バテと膝の病気がまとめてやってきたようです。両者に関係性は無いと思います。結局、その日は昼食は取らずに一日中寝ていました。といいますか寝ていること以外に起きあがることは出来ないのです。起きあがれば痛いだけです。ようやく晩ご飯のときに家族にサンドイッチとパンを買ってきて貰って食しました。食べた後、昼間はゴロゴロとしていたので夜は寝付けないだろうと思っていたのですけど寝るしかやることがないので寝床に入りますと疲れていたのでしょうか寝入っていました。家にボルタレンテープがありましたので膝に貼り、鎮痛剤も飲みました。

翌朝はさすがに痛みも和らいできて起きあがることは出来るようになりました。でもな〜んも考えずに自然に起きあがることは出来ないで、左膝をかばうように頭で段取りをつけた上で行動をするようになりました。数日前まで日常生活を無意識に行っていたのが夢のようです。手順を考えつつまずは右足を軸に据えて起きあがったり歩くことになったのです。階段を上がる際、まずは右足を上げてから左足を上げるという動作を繰り返します。左右の足を順に上げて階段を上がることが出来ないのです。左膝をかばうための動作です。

幸いだったのは3連休だったことと飲み会の予定が無かったことです。今回の突然の症状で思ったのは、膝が急に痛くなる症状はいきなりやってくるものだと痛感したことです。このダイアリーを書いている段階ではだいぶ症状も良くなってきました。階段の上がり降りも考えつつですけど左右を踏み出しても大丈夫です。でも正座することは出来ませんし、ある一定の方向に足を折り曲げようとしますと痛みます。知らず知らずに夏バテになっていて、急に膝に負荷が掛かる動作をしたことが突発的な膝の痛みとなったようです。しばらくは痛みが治まるまでスローな生活で過ごしたいと思います。日常生活を振り返ってみるにスローな生活を心掛けなさいという啓示なのかもしれません。