私信

http://d.hatena.ne.jp/newmemo/20060122/1137993562#c

コメントにカキコして頂いたことに対する回答です。長文になったのと、リンクの利便性を考えて、こちらに書きました。前段は質問に対する意見で後段は別の話題です。

> ※自分が指名した回答者のうち一人でも回答した時点でポイントを支払います。誰も回答しなかった場合は0ptです。

このポイント制度でしたら、いつも人力検索をチェックしている回答者しか上がってこないのではないでしょうか。回答の常連さんを指定しておけば、かなりの確率で回答されるでしょうからポイントを獲得しやすくなります。たまにしか回答しないけれども、内容が優れている良回答者を指定しても、その質問を読んでいるかどうかも不明ですし回答される確率も低いです。その結果、0ポイントになるのでしたら受取率や平均受取ポイントを気にしている回答者は回答を控えるか、確実に回答してもらえそうな常連さんのお名前を上げることになりそうです。

たいていの人力検索の参加者は自分の興味・関心のある質問・回答しか読んでないと思います。カテゴリー一覧では、コンピュータの質問数が全部の3割強を占めています。ある程度の比例でもって質問数の多いカテゴリーが回答を得やすいと考えられます。映画の質問で良回答があったとしましょう。でも専門カテしか見ていない参加者は、上記の質問をしても読む機会がないでしょう。たまたま目に留まったとしても0ポイントを覚悟して良回答でしたとわざわざ回答するでしょうか。全てのカテゴリーに同じ質問を上げて、その回答URLをそのカテゴリー内に限定するのでしたら、分野毎に良回答者を発掘できる可能性も膨らむかもしれません。

サーバーの設定、ソフト機能などで良回答ですと答えられても、はたして良回答なのかそうでなく完璧に誤回答なのを敢えて晒しているのかどうか、専門的な回答に対しては、さっぱり判断できません。逆に法律・会計に興味の無い参加者からみれば、法律の良回答のURLを見てもそうなのかどうなのか分からないでしょうし興味も抱かないのではないでしょうか。

はてなは多機能ですし、日進月歩で新たなシステムが創られています。はてなリングもその新たな試みの一つでしょう。下記のリングをみますと、法曹界、法律の専門家、法律実務家など多数参加されておられることが分かります。

はてなリングのトップページなどにリング一覧がありますし、また任意のリングを検索することができます。参加したいリングが見つかったら、そのリングのページに行ってこのリングに参加する をクリックしましょう。参加申請フォーム画面に移ります。
http://ring.hatena.ne.jp/help

はてなのIDを取得しなければリングに参加できないようですから、リング参加者から人力検索に少しでも回答されるようになれば法律面での良回答も増えるだろうと期待できます。その前に現行のポイント制度の改良が求められるのは言うまでもありません。

http://blawg.ring.hatena.ne.jp/
http://lawschool.ring.hatena.ne.jp/
http://legalapprentice.ring.hatena.ne.jp/

さらに話はずれるのですけど、はてな人力検索ウォッチングのリングを開設なされませんか? 掲示板も設置されていますし人力検索に対するちょっとした意見交換の場として有効利用できそうです。リングに参加するには、自前サイトが必要となっています。ウォッチングに特定したダイアリーは限られていますので、人力検索に興味がある人なら誰でも参加できるような構想でどうでしょうか。