間違っている回答

http://q.hatena.ne.jp/1151218518#a557458
この質問の実例から粗利益高を求めるには売価還元法を採用していることに気付かなければなりません。在庫原価、在庫売価の数値が上がっていますが、期首棚卸高なのか期末棚卸高なのかは不明なので回答を導き出すことはできません。

売変の意味は、売上原価である仕入原価+外注費+労務人認識します。

売変とは売価変更のことです。意味を知らないのにどうしてこのようないい加減なトンチンカンな回答を平然とするのでしょうか。回答者の本心を尋ねてみたい気持ちがします。また、質問文に小売業と明記されていますので外注費や労務費を売上原価に含めることはありません。会計・簿記の基本を知らないで回答していることが明らかです。

そもそも仕入売価を売上高が下回っていること自体、決算処理に疑念があります。

仕入原価に値入額を加減算することで期末原価を計算する売価還元法を知らないのでおかしな回答となっています。それに売上原価を求める基本を理解していればこのようなデタラメな回答は書けないはずです。

売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高−期末商品棚卸高

従って求められた数字もデタラメでしかありません。簿記の基本を知っていれば粗利益率が95.7%になることなど決して有り得ないと分かり、何かが間違っていると理解するものです。これは43,000円で仕入れた商品を1,000,000円で販売していることになります。小売業のお店で5万円ちょっとぐらいで売られている商品を誰が100万円出して買うのでしょうか。このようなウソ八百の回答にはゆめゆめ騙されないようにしましょう。

513-22=491→粗利益高
491÷513=95.7%→粗利益率